使い方
格安SIMの使い方
格安SIMはドコモやソフトバンクが出している普通のSIMよりも安いSIMのことを指します。利用するためにはSIMフリーのスマートフォンが必要ですが、今使っているスマートフォンがSIMフリーの方はSIMを入れ替えるだけで機種を変更する手間もありません。
SIMカードはオンラインでもショップでも購入が可能で、通常、申し込みをしてから1週間程度で使えるようになります。ここ数年で一気に販売数が増え、プランも複雑になってきました。普段インターネットをよく利用する方や海外旅行に行く方でもそれに対応しているプランがあるので便利ですね。
WIMAXの使い方
WIMAXは格安SIMのようにスマートフォンに直接挿入するものではなく、随時持ち歩くことのできるルーターになっています。UQコミュニケーションズという会社が主な提供元で、大手家電量販店でもオンラインでも購入が可能なところはSIMと変わりません。購入してから1週間ほどでルーターが届きます。WIMAXの接続には工事は必要なく届いてすぐに使用を開始できます。
外でも使える?
専用のルーターを持ち歩かなければいけないと聞くと重そうと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、WIMAXは80g程度で大きさも小さめなので鞄に入れておいても負担にならない設計になっています。容量もギガの制限がないので、しっかり使うことができます。
WIMAX+2は?
WIMAXにはWIMAX+2というプランもあります。こちらのプランはSIMカードと同じようにカードを差し込んでインターネットに接続するものですが、SIMカードとは違ってどの端末にも差し込めるわけありません。利用には専用の端末が必要となるので注意してください。
料金の違いは?
格安SIMの料金
格安SIMの料金は提供している事業者によって異なりますが、料金を1か月ごとに払うのは共通です。データ量や通信速度によっては1カ月に1,000円以下でも使えるものもあります。だいた1カ月に3ギガの契約をしてギリギリ2,000円いかないくらいが相場になっています。
3ギガあれば携帯で動画を見ず、普通のインターネットやグーグルマップを使用していれば超えることはありません。公共のWi-Fiを利用すればさらにデータ量は少なくて済みます。また、データが足りなくなった場合でも100メガバイトなど一定量を購入することができます。
違約金はかかる?
ソフトバンクなどの大手キャリアでは契約を結んでから2年間は契約会社を変更してしまうと違約金が取られることがあります。違約金は3,000円から10,000円なのでかなりの額が取られることになります。格安SIMは1年以内に解約すると違約金を取られることが多いですが、中には音声通話を使っていても違約金が取られないものもありますので、調べてみてください。
WIMAXの料金
WIMAXの料金はデータ量が多くなっている関係で、格安SIMよりも月間の支払いは少し高くなっています。大本のUQコミュニケーションズが提供しているプランにはさまざまな種類がありますが、その中でも高速通信が使える月間で7ギガが使えるUQFlatツープラスと通信データ量の制限がないUQFlatツープラスギガ放題の2プランが主となっています。
料金はそれぞれ3,696円と4,380円です。また、WIMAXにはUQ以外の提供会社からの出されているものもあります。ご自身が使っているスマートフォンと同じ会社だったりすると更にUQのものよりも料金を抑えることができます。
違約金はかかる?
WIMAXも大手キャリアのSIMと同じく2年契約が主体となっており、契約期間内に解約しようとすると19,000円から9,500円の違約金がかかります。違約金は解約するまでに使われた期間によって変わり、長く使い続けた方が違約金が少なくなっています。
利用シーン別では
格安SIMを利用したい状況
スマートフォンを使いたいけど大手キャリアのものだと通信料が気になるという方には格安SIMがおすすめです。また、普段あまりインターネットを出先で使わないという方は購入するデータ量を少なくして3Gの回線を利用すると料金が抑えられます。
ただ、格安SIMは大手キャリアの回線を使ってインターネットに接続しているところがほとんどなので、大手キャリアやWIMAXと比べると通信速度が落ちますので、パソコンなどを使用するのには向いていないかもしれません。
3Gと4Gの違い
3Gは少し前に使われていた回線で主にガラケーを持っている方が使っている回線です。一部のSIMカードではこちらが使われていることもあります。3Gは4Gよりも格段に通信速度が遅いのでSIMカードを購入する際には事前にチェックしておきましょう。4Gはスマートフォンの一般通信に使われているものです。3Gよりもすこし契約金は高くなりますが、よほど山奥に行かない限り安定した通信が可能です。
WIMAXを利用したい状況
WIMAXは格安SIMよりも通信速度、データ量ともに優れています。外出先で大量の情報をダウンロードしたり動画を見たりする必要があるという方におすすめです。スマートフォン用としてだけではなく、家の回線としてもおすすめできます。通信速度も電波を拾いやすい場所を見つければ光回線などと同じくらいの速度で通信することができます。
通信速度の違いはあるの?
SIMカードには3Gと4Gで速度の違いが出てきていました。WIMAXにもプランによって速度の違いが出てきます。WIMAXの速度プランはノーリミットモード、ハイスピードモード、ハイスピードプラスエリアモードがあります。ノーリミットモードが一番遅いプランで旧WIMAX回線を使用します。
通信できるデータ量に制限はありませんが、古い回線が縮小されてきているので通信スピードは13Mbps程度とかなり遅くなってきています。ハイスピードモードは主要回線であるWIMAX+2を使用するプランで固定回線や4G回線と同じくらい早い通信を行うことが可能です。
WIMAX+2に加えて4G LTEの回線が利用できるのがハイスピードプラスエリアモードです。こちらのモードは障害物にも強いためどこでも通信を行うことができますが、速度制限が1カ月7ギガとかなり厳しくなっています。
結局、どちらがいいの?
両方使うのがお得!
WIMAXと格安SIMカードを比較してきましたがその結論としては両方を使うのがいいということに尽きると思います。WIMAXはSIMよりも値段は安くなりますが、データ量、通信速度ともにWIMAXに劣ります。最近ではインターネットの発達でテレビではなくYoutubeなどの動画サイトを利用しているという方も多いでしょう。
月間数千円で見放題のプランを申し込んでいてテレビは置いていないという方もいるかもしれません。動画をよく見る方が自宅の固定回線として利用するならWIMAXがおすすめです。ノーリミットモードにすれば無制限でデータ通信を行うことができ、料金も1カ月5,000円以下とかなり安くなってきます。
通信料を気にしたくないならWIMAX
WIMAXは通信料が一定で通信速度もSIMより格段に速いです。また、大手キャリアの通信料と比べると少し安めとなります。例えば、一人暮らしなどで家の中でも外でも通信環境を整えておきたいという方はWIMAXを利用することをおすすめします。
WIMAXのルーターは軽くて持ち運びも可能なので、1人暮らしなら外へ出るときは持ってでて、家の中ではスマートフォンだけではなくパソコンやタブレットなどとつないで固定回線の代わりとして使うという方法もあります。まだ、新生活を始める際にはWIMAXの利用を検討してもいいかもしれません。

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