WiMAXハイパワー機能とWiMAX2+の使いやすさを比較

WiMAXハイパワー機能とWiMAX2+の使いやすさを比較

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2018.06.18

そもそもWiMAXとは

WiMAXとは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどをWiMAX専用のルーターに接続し、時間や場所を問わず大容量で速いデータ通信を可能にするサービスです。WiMAXという技術は、都市部などと違って、有線インターネット網の設置が難しい山間部などで、無線によるインターネット接続を実現しました。

さらに、日本国内全域にインターネットが利用できる地域を増やすことを目的として、研究がすすめられました。同時に、携帯電話などを使った「移動をしながらでもインターネットに接続したい」というニーズの高まりに応え、都市部においても移動無線による通信方法が模索されるようになってきました。

そのような中で、2005年に誕生したのが「モバイルWiMAX」という規格です。このモバイルWiMAXの技術を利用したサービスがWiMAXで、2009年に一般開放されます。WiMAXやWiMAX2+は、2.5GHzのWiMAX専用周波数帯の電波を使っています。

なお、電波は勝手に使用してよいものではありませんので、限られた周波数の中から国がサービスによって割り当てています。その後、WiMAXからWiMAX2+へ移行し、さらなる高速化を実現、契約者数も増加の一途を辿っています。では、ほかの通信サービスに比べるとWiMAXには、どのような魅力があるのでしょうか。

  • 自宅、外出先を問わず大容量で高速のデータ通信ができる。
  • 工事は一切不要。
  • 使用するのは小型のルーターのみ、面倒な配線は不要。
  • ルーターが1台あれば、タブレットやノートパソコンなど、あらゆる端末をネットに接続できる。
  • 電池長持ちで、長時間の利用も問題なし。

このように、極めて高い利便性が契約者の増加に繋がっているものと思われます。さらに、固定回線と比べても遜色ない通信速度で、アプリのダウンロードや動画再生もストレスフリーで楽しむことができます。

新回線WiMAX2+が登場

2013年にはWiMAX2+のサービスが開始、通信速度の向上が実現しました。これまでのWiMAXは下りの最大速度が40Mbpsだったのに対し、WiMAX2+では、下り最大で110Mbpsと約3倍の速度に。さらに利用しやすくなって話題にもなりました。その後、2016年に下りの最大速度が440Mbps、2017年には下り最大558Mbpsとなり、年々通信速度の高速化が図られています。

もちろん、これらの数字は理論値であって、実際の通信速度は使っているルーターやエリアによって異なりますが、毎年確実に高速化しているのは紛れもない事実であって、ポケットWiFiなどで使用するLTE通信をも上回る速度になってきています。WiMAX2+の対応エリアも拡大、2017年には3万局を超える基地局数となり、人口カバー率も99%以上と高い数字を記録するようになりました。

ハイパワー機能とは

WiMAXのハイパワー機能は、WiMAXの送受信が難しい環境下でも、性能を強めて送受信を可能にしてくれる機能です。WiMAXは室内にいると繋がりにくいという声現象が多発したのですが、このハイパワー機能によって繋がりやすくなったという声が多くなったようです。電波状態が悪い場所で使えばどこでも繋がりやすくなるかといえば、そういうわけでもありません。

基本的には、インターネットをプライベートで使用する環境下においてのみ通信速度が改善されました。WiMAXの電波が届きにくい場所としては、室内のほかに、地下室や高層ビル群の中にいる時、鉄筋コンクリートの建造物内などがあります。このような場所でも、WiMAXのハイパワー機能があれば心配はいりません。規制緩和によって端末側の電波出力が上がっているからです。

このハイパワー機能ですが、通信状態が良くない場所でのみ効果が期待できます。実際、動画の読み込みに数分を要するといった状況下でハイパワー機能を使えば、ほんの数秒で読み込みを終えて、スムーズに動画を見ることができます。ハイパワー機能はWiMAXのみが対応していて、WiMAX2+にパイパワー機能はありません。

WiMAX2+に対応した基地局が増えていることを考えれば、いずれ訪れるWiMAXの終了と同時にハイパワー機能のサービスが終わるのも当然といえるでしょう。WiMAXの端末は、複数のモードを搭載しています。2014年よりも前に発売されていた端末には、「ノーリミットモード」というWiMAXの電波のみを使って通信をするモードがあります。

しかし、電波の切り替えができるので、WiMAX2+に通信制限がかかったらWiMAXを使うというわけにはいきません。現在では基本的に、WiMAX2+だけしか使えなくなっています。どうしてもWiMAX2+の電波が拾えない時、あるいは、WiMAXにだけ対応しているエリアに行った時には、端末が自動的にWiMAXの電波を選択します。

ユーザーが任意に使う電波を選ぶことはできません。都市部や市街地であれば、屋内外を問わず通信の繋がりやすさは変わりません。郊外の街などに行くとWiMAXは繋がりにくくなってしまったので、そのような地域を救済するのもハイパワー機能の役目です。

圧倒的に早いWiMAX2+

回線速度を早くするなら、WiMAX2+に対応している端末を利用する方が無難でしょう。WiMAX2+に対応しているというだけで、通信速度が飛躍的に上がります。WiMAX2+は、下りが110Mbps、WiMAXの下りは40Mbpsなので、たとえハイパワー機能が備わっている端末だとしても、WiMAX2+に速度で勝つことはできません。

そもそも、ハイパワー機能は速度を上げるための機能ではなく、電波を拾いにくい場所で繋がりやすくする機能なので、WiMAXのハイパワー機能による高速化を望むのは無理があります。いずれにしても、現在では、新たにWiMAX回線に契約することはできませんので、今後は意識する必要のない機能です。

通信速度が大幅に上昇したWiMAX2+ですが、WiMAXと比較すると利用料金は上がったのでしょうか。例えば、WiMAXで1年契約をした時の月額料金と、現在の7GBプランとでは、金額に大きな差はありません。通信速度の高速化に伴った値上げは行われず、既存と新規の契約者を配慮した料金設定を維持したものと思われます。

ただし、WiMAXでは契約期間の縛りは1年だったのに対し、WiMAX2+では2年から3年と長くなっていたり、途中で解約した場合の違約金が高くなっていたりといった改悪面もあるので、料金据え置きと一概に判断するわけにはいかないようです。WiMAX2+は、WiMAXにはなかった速度制限が設けられています。

この制限も3日で10GBを超えた場合に対象となるという緩い条件な上、制限されることによって速度が遅くなるといっても1Mbpsあるので、普通にインターネットを使うには、これといった不便は感じないでしょう。また、WiMAXプランを契約している人は、月額の料金はそのままに「ギガ放題プラン」に加入できる制度もあるので、いつ停波になってもおかしくないWiMAXからWiMAX2+への移行を考えても良いのではないでしょうか。

WiMAX2+の「ギガ放題プラン」は、速度制限なし、制限解除の追加料金もなし、下り最大220Mbpsを存分に使いこなせるお得なプランです。「BIGLOBE WiMAX2+」や「GMOとくとくBB -Wimax-」などでも、いろいろなプランを検討することができます。

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